美生活サロン第1回

美生活のためのフラワーデザイン
美生活のためのフラワーデザインFlora Rumi & Ambiente 向坂留美子

美生活サロンAmbiente (アンビエンテ) Archives

◆ 第1回 イースターブランチのテーブル&スウィーツのレッスン ◆

2006.3.11

テーブルのテーマ

早春の花を使ってイースターの休日ブランチをイメージしてコーディネートしました。

欧米でイースターといえばクリスマスに次ぐ家族が集う大切なイベント。イースターは連休になる国が多く、春の訪れを感じ
ながら家族とともにゆったりとブランチを楽しみます。イースターのシンボルカラー(イエロー中心に紫や白)でサロン内を統一しました。

第1回美生活サロン

センターピース(上写真左下&下写真右):満開の木の下でのブランチをイメージして、ユキヤナギを高く大きく入れました。
着席した人同士の目線を遮らないよう、通常は30センチ以下の高さにアレンジは抑えるものですが、そうすると
テーブルの凹凸が少なく、のっぺりした印象になりがち。最近のテーブルフラワーは目線を遮らないよう、器を細く高くして
その上に華やかに高くアレンジするものがトレンドになってます。

ユキヤナギの足下はイースターのネストをイメージして、水仙と黄色のフリージアを
中央にマスに入れ、廻りにミモザをぐるっとあしらいました。それだけでもネストのイメージでしたが、
そこに白いシサル麻(白い麻の繊維のようなもの)をふわっと巻いて、フェザーを入れ込み、まさに
イースターカラーのネストにしました!テーブルコーディネートアップ

ブリッジランナー(一番上写真左下):最近日本でも、紹介されるようになった
お気に入りのテーブルリネンのスタイルです。フルクロスよりカジュアルで、マットより
エレガント。テーブルの木肌も見せることができて、お気に入りのテーブルを隠すことなく、
エレガントに、でもかしこまっていないおもてなしにぴったりです。
向かい合った席に渡すようにかけられるので、ブリッジランナーといいます。

ナプキンリング(一番上写真右中央):正式な晩餐にはナプキンリングは登場しませんが、
親戚や友人を招いてのおもてなしには、お洒落なナプキンリングはテーブルを華やかに見せてくれるアクセントの1つ。数種類お持ちになることをオススメします。
今回ご紹介したナプキンリングはガラス製で真ん中が空洞になっていて(ここにナプキンを通す)、お水を入れて小花を飾れる
器になってます。なのでセンターピースに大きなアレンジメントを飾るほどお花がない時や、急なお客様の時にガーデンや
バルコニーの花でも素敵にテーブルを演出できる優れものです!
東京では手に入らないもので、とても話題性がありますのでトーキンググッズ(パーティーの時の会話の糸口)としても
活躍してくれそうです。参加者のほとんどの方が入手したいということでしたので、かなりの数をまとめてオーダーしました!
ガラスメーカーさんも業者さんでもないのにびっくりの様子でした!

イースターエッグと飾りイースターエッグ(一番上写真右下)&イースターの飾りこれはザルツブルクにある
イースターエッグ専門店(←写真:ザルツブルクのお店のショーウィンドウ!圧巻!)で選び抜いて
購入した卵の飾りです。マイスターが描いた綺麗な模様が入っています。吊したりできるように
綺麗なリボンが卵についてます。イースターのインテリアには必要不可欠な卵の飾りです。イースターのオーナメント

そのほか、エッグキャンドル、卵型の器、うさぎ(イースター
エッグを持ってくると言い伝えられていて、イースターの
シンボルでもある)の置物・・・などで雰囲気を出しました。





参加者へのフラワープレゼント(一番上写真上):お招きしたお客様の為にテーブルやコンソール、
ティーテーブルなどの上にお花を飾ったりしますね?それを一人一人にプレゼントとしてお持ち帰り
頂けるよう工夫できたら素敵だと思います。

今回は真四角の器をいくつか用意して、それをつなげるように置き1つの花器とみなして春のガーデン風のアレンジをしてみました。
そして、1つの器だけ取ってみても寄せ植え風になるよう生けています。そうすると最後にお招きしたお客様お一人一人に
お渡しすることができるからです(一番上写真左上)。

また、窓辺に卵型の器をたくさん並べてリズミカルに春のお花をさしてみました(上写真右上)。この”リズミカル”というのが
大切!それによって統一感が生まれます。
全てお部屋の演出として使った後、参加者の方々へのプレゼントとしてお持ち帰り頂きました!

コラボレーション:スィーツ

美生活サロン第1回コラボスイーツ



シャルロットロワイヤル「シャルロット・ロワイヤル(上写真左下)

知る人ぞ知る華やかで!サプライズなスィーツです。おもてなしの最後にお出ししたら、
お客様の感激もひとしお間違いなし!
ロールケーキをスライスしたものをボールにはりつけてババロアを流して
固めるため(写真→)、綺麗な模様が出るのです!


「レモン・スフレ」(上写真右中央上)

作り方が簡単なのに、とってもキュートなお姿!さっぱりとした春~夏向きのお菓子です!オーブンから出した時には思わず
参加者から歓声が上がりました!

「ローテ・グリュッツェ」(上写真左上)

ドイツを代表するスィーツの1つ。日本ではレシピを手に入れることが難しい一品で、ドイツ語が堪能な先生が、ドイツレストランの
シェフ直々に伝授してもらった貴重なレシピ!
赤いビーズのようなとろっとした綺麗なゼリー。アイスクリームやヨーグルトにかけてみてもお洒落。コースでおもてなしをした時の
デザートとして、お洒落なアクセントになります。前日に作っておけるものなので当日慌てなくてすみます!

*ローテ・グリュッツェの赤とレモンスフレのイエロー、そしてミントの葉のグリーンで素敵なお皿に盛りつけました!
ビタミンカラーでとっても元気になれそうです!

「豆腐プリン」

ヘルシー思考の方にはぴったり。なんとポカリスエットが隠し味!大豆イソフラボンでアンチエイジングにもなる
女性に優しいスイーツです!

第1回美生活サロンキッチンの様子** 午前のクラスと午後のクラスでスィーツの種類を変えました。午前が中級編、
午後が初級編と自分にあったレベルに参加できたのも魅力だったようです!
先生のすごいところは、私の作ったタイムテーブルと1,2分の誤差もなく
全ての過程を進めて行かれたこと!さすがプロだと感心致しました!


ゲストのご紹介:入内島朋子先生

東京生まれ。東京学芸大学教育学部生活科学学科卒業後、主婦の友社に入社。
雑誌「主婦の友」の編集者として生活記事の取材で活躍。結婚退職後、本場ヨーロッパのお菓子作りを学ぶため、イギリスMaryFord
製菓学校とドイツWolfenbuettel製菓学校を姉妹校とする「今田美奈子お菓子教室」で学び、Diploma取得。またジャンティール・
アカデミーでさらにイギリスのパン作りやお菓子を学ぶ。イギリス、ドイツに友人を多く持ち、渡欧しては本場のお菓子のさらなる
研究に励んでいる。

音楽、語学、手仕事・・と多才。

ドイツ語が堪能で千葉県のボランティアとして、主にオーケストラ、ソリスト来日の際の通訳を務める。

日曜大工も特技の1つ。母親が日本日曜大工クラブの幹部であった為、電動工具はほとんど使いこなす。
フジテレビ「エリックのらくらく大工」にE.H.エリックのアシスタントとして出演。籐工芸の指導資格も持つ。
ビクター、ヤマハ、カワイ各音楽教室でピアノ、エレクトーンを指導、現在は自宅で音楽教室を開いている。

すぐに役立つフレンチレストランでのマナーについて!


最後のティータイム(上写真中央左&→)は、もちろん教えて頂いたケーキと、私オススメのフレーバーティーで優雅な一時!
春という季節を意識して、ラズベリーの香りの紅茶にしました。100パーセント天然のフレーバーなので嫌みがなくてグッド!
カトラリーもドイツ製のイースター柄のペーパーでナプキンとともに包んでセット!(ページトップの写真の右下の方)。
最後まで演出に手を抜きません!
第1回美生活サロン ティータイム
でもただの歓談ではもったいないので、毎回素敵な女性に必要なマナーや
教養になるヒントをテキストにまとめてお渡しして、説明致します!

今回は・・
ちょっと気取ったフレンチ、イタリアンレストランでの予約~会計までの
優雅な振る舞いについてご説明しました!

・椅子に座るのはどちらから座ったらいい?
・バックはどこに置くの?
・アペリティフは何を注文したらいい?ミネラルウォーターでもいい?
・ワインの注文の仕方、テイスティングは?
・ナプキンを広げるタイミングは?
・パンにソースをつけて食べてもいい?スープは?
・会計のタイミングは?

.......??

さあ、お分かりになりますか?


次回サロンへのご参加お待ちしております!! 第2回サロンは → こちら
そのほかのバックナンバーは → こちら